RAGE AGAINST THE MACHINE再結成

壮大なガセネタだとばかり思っていたが、遂にOfficial Siteでも本当に発表されてしまった...!
Rage Against the Machine will reunite for Coachella!!


ということで、Zack de la Rocha(ザック・デ・ラ・ロチャ、vocal)とTom Morello(トム・モレロ、guitar)をはじめとする現AUDIOSLAVE組3人が本当に合流して『Coachella Valley Music and Arts Festival(通称コーチェラ)』に出演するという大ニュース。


近年、世界的なフェスの乱立で金目当てと云うと言葉は悪いですが、解散していたベテラン・バンドがフェス限定の復活を遂げることが多くなりました。今回のコーチェラも初日のサブ扱いでサラッとthe Jesus and Mary Chainなんて書いてありますし、こういったリユニオン話には然程驚かなくなっていたんですけど、これは正直予想外。ザックなんて、興行と一番相性が悪そうなアーティストだし。


余りにもコンサバティブなサウンドの為、兎角インパクトのある音や話題性を求める日本の洋楽活字メディアでは評価され難いAUDIOSLAVEですが、アメリカでは充分過ぎるほどの成功を収めて尚且つ高値安定なので、RAGE AGAINST THE MACHINESOUNDGARDENに限っては一時的な再結成すら無いと思ってました。
というか、今アメリカで「王道ハードロック」というマーケットにはAUDIOSLAVEしか居ないような印象ですしね。シングル・ヒットで捉えれば辛うじてNICKELBACKも入れて二強か。


いずれにせよ、フェスで仲の良さを再確認して定期的にツアーを回る類のバンドではないので、「ここで見ておかなければもう一生観られない!」ような気も。イコール「過去の名曲を順番にプレイされて感傷に浸りながら盛り上がる」バンドでも無いので、どちらに転ぶかですが。行きたい!しかもゴールデンウィーク


煽られすぎか。誰か一緒に行きませんか。いや割とマジで。


レネゲイズ

レネゲイズ


なんとなくメッセージ性の高いオリジナル曲は避けて当日はカバー曲を連発するんじゃないかと思ったり。ということで、予習用CDとしてはレイジ最後のアルバムにして最高傑作『Renegades』を挙げておきます。
カバー曲集なので「レイジの作品」評価対象からは外されがちですが、カバーをアレンジするという土俵で寧ろレイジの個性が明らかになった名盤中の名盤。このアルバムから入って原曲を聴けば「え、これがこうなったのか?」と驚愕すること間違いなし。"Maggie's Farm"の破壊っぷりは鳥肌。そして、レイジ全楽曲中最も「寒い」楽曲である"Beautiful World"を聴けば、この4人が集まって世界に衝撃を与え、商業的にもある程度の成功を収める為にはあのフォーマットしか無かったという事が、苦笑いと共に理解できるはず。