世界のナベアツ( 今週iPod touchで見まくる動画03 )

最初『あらびき団』を見てて渡辺鐘が出てきた時はビックリしました。ジャリズムは再結成したわけだし、放送作家と掛け持ちしてる渡辺がピンでテレビ出るぐらいなら山下が頑張れよ、と思ったわけですが、これがめちゃくちゃ面白くて。もうジャリズムとかどうでも良くなってきた。「すんげーbest10」世代としては寂しい話ですけど(過去日記参照)。もうすぐM-1。最近は関東圏でも認知度が上がってきましたけど、とりあえず「今年は笑い飯が」とか見当違いな知ったかぶりこくぐらいなら、今はこれを見とけ。「なりきりT-BOLAN」とか、最後笑い死ぬかと思った。T-BOLAN世代とか全然関係ねえ力技。


世界のナベアツ - アホになります


世界のナベアツ - フレディー・マーキュリー物真似


世界のナベアツ - なりきりT-BOLAN


と、この日記を書いてる途中にジャリズムのコントが結構YouTubeで見られることを発見。「葬式DJ」は当たり前として、まさかの「バカドールシアター」まである。懐かし過ぎるのでちょっと行ってきます。さようなら。

星野SD絶句…虎の鬼軍曹・島野総合特命コーチが急死

阪神島野育夫総合特命コーチが15日午後、胃がんのため西宮市内の病院で死去した。63歳。夏場から体調を崩し、入退院を繰り返していた。今季限りで現場を離れ、来季は球団アドバイザーとして優勝奪回をアシストする役目を任されていた。星野仙一・現日本代表監督をサポートし続け、03年の阪神優勝に貢献した「名参謀」だった。葬儀・通夜の日程は未定。
http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200712/tig2007121600.html

なんてこった。星野監督を支え続けた名参謀・島野育夫氏が死去。残念すぎるニュース。


人気はあれど85年の日本一以降すっかり低迷して万年弱小球団だった阪神に飛び込んできて19年ぶりの優勝を実現、体調不良を理由に潔く退任したことで野球界を代表する偶像に祭り上げられて「西の長嶋茂雄コース」を歩むことを余儀なくされた星野仙一。あの優勝の記憶が忘れられず、星野の残像にすがりつく阪神ファンが「球団のシニアディレクター」という良くわからない肩書きでも星野仙一阪神の縁が切れていないことを支えとしているように(現在の阪神は決して弱小球団ではないし、岡田監督も2005年にちゃんと優勝しているわけだが、リリーフの概念を変えたJFK確立など独自の采配を駆使しても岡田の優勝は星野遺産として過小評価される傾向にある)、その星野が自らの支えとしてきたのが島野育夫だった。
中日から阪神へ、影のように常に星野を参謀として支え、現役時代の最晩年には阪神のチームメイトとして黄金ルーキーだった当時の岡田監督ともプレーした彼が2002年以降生まれ変わった阪神タイガースに残した影響は計り知れない。


さすがに日の丸を背負った星野の気迫と覚悟は見事だったが、田淵・山本浩二との仲良しコンビ組閣で実質内野守備の指示を出しているのは選手の宮本(ヤクルト)という危うい光景が散見された先日の北京五輪・最終予選(台湾)でも、島野さえ元気ならきっと星野は彼をコーチ陣の一人に迎えたかったのだろう。まだ63歳。早過ぎる訃報だと思う。体調の悪化で2003年のセ・リーグ優勝以来、ヘッドコーチ→総合コーチ→二軍監督→総合特命コーチと徐々に現場を離れていく中で最後まで阪神の行く末を気にかけていたらしい。韓国戦後に真っ赤な顔で興奮しながらインタビューに応えた星野監督の表情は多くの野球ファンの感動を呼んだが、星野の体調も心配だ。日本球界はそろそろ王・長嶋・星野を解放してやったほうが。


しかしこうして改めて年齢を見ると野村克也の元気さが際立つね。確か一昨年亡くなった仰木さんが享年70歳で同い年だったから、もう72歳だろ。


Counting Blue Cars / Dishwalla

iPod touchに入れて今週見まくる予定の動画紹介コーナー、第二弾。


Counting Blue Cars / Dishwalla


大好きなバンド、Dishwallaのヒット曲(96年 16位)。iPod touchでこの曲が入ったアルバム『Pet Your Friends』のジャケットを見てて「そうそう、確かPVもこんな緑がかった色だったよなあ」と懐かしくなって、ダウンロードしてきて入れました。ただ、改めて見直すと緑がかっていたのは冒頭だけで、全編カラフルな映像ではありますが、特に緑オンリーという訳でもなかった。


Pet Your Friends

Pet Your Friends


当時僕は一通り自分の世界でロックを聴いた後、「世間ではどんなものが流行っているんだ」と少しBillboardチャートに興味を持ち始めた頃だったんですが、生憎この頃はシングルチャートといえばR&Bが多くて、「ロックがねえ!」と途方に暮れておりました(そのカラクリがわかるのは随分先の話です。ちなみに96年の年間シングル1位は「マカレナ」です。覚えてるかな)。そんな中で、唯一これは聴ける!とテンションが上がったのがこのDishwalla。透明感のある声で、普通だけど大味じゃないUSロック。その後僕がCreedやらデブマやら、日本ではパッとしないけどアメリカではバカ売れの何の変哲も無いアメリカン・ロックを聴くキッカケを作ってくれた記念碑的な曲です。96年といえば、Duncan Sheikもロングヒットでしたね。この2曲が入り口になって、グランジやらメタル一辺倒でその周辺以外は何も聴いてなかった京都の田舎者がどんどんロックにはまっていくのです。


その後もDishwallaは"Counting Blue Cars"のような目立ったシングルヒットこそ無いものの、『And You Think You Know What Life's About (98年)』、『Opaline (03年)』、そしてセルフタイトルの『Dishwalla (05年)』と着実に佳曲の詰まったアルバムをリリースし続けましたが、現在では残念ながら活動を休止して、ボーカルのJ.R. Richardsがソロ活動をしているようです。うーん、残念すぎる。僕のiPodには常にU2と並んで、最も多くの曲が入っているバンドです。


しかし、90年代はPVに緑って良く使われた色でしたよね。最近じゃすっかり見なくなりました。この"Counting Blue Cars"然りで、緑に赤を合わせるって、この年代独特の映像だと思います。個人的には青春直撃、最も音楽を聴いていた時期だっただけに、この色使いを見ただけでなんだか胸が切なくなるような、そんな映像です。


同じように緑と赤が印象的で同年代リリースの楽曲(PV)ということで、パッと思いついたのがコチラ。
うーん、こうやって見比べるとすごく似てるね。曲調やバンドのキャラクターは全く違うけど。


Fake Plastic Trees / Radiohead


Opaline

Opaline

Dishwalla

Dishwalla

ジョジョの奇妙な百人一首

The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜

The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜

人気作家の乙一が『ジョジョの奇妙な冒険』第四部を元にしたノベライズ作品を上梓するなど、アメトークの『ジョジョ芸人』放映以来なにかと騒がしく勢いづいている感のあるジョジョ界隈。乙一という作家の作品を読んだことがなく、「ジョジョ関連」という括りでこの単行本を購入した立場から無責任に言うと「1,575円は作品代ではなくスタンド代だったな」という感じでしたが(否定じゃなくて、一応褒め言葉としても機能すると思うんだけど...)、今日飲み会で友達がこんな商品も発売される、ということを教えてくれました。


もうね、オールした飲み会から帰ってきて午前7時に疲れる身体に鞭打って速攻予約したよ。これは買いだろ。

ジョジョの奇妙な百人一首
http://tamashiishop.jp/SHOP/J-01.html

本格派!ジョジョ百人一首が登場!
ジョジョマニアにはたまらないジョジョ語録が百人一首で登場!
★第1部から第3部までの名場面・名台詞100種類を収録。
★読み札のイラストは原作マンガからの収録のためコレクションカードとしても楽しめます。
★朗詠CDの詠み手はジョジョ芸人のケンドーコバヤシ氏。
★プレゼントに最適なハイクオリティ商品です。
★今ご予約いただくと上の句だけを録音した競技用朗詠CDを1枚プレゼント
6,300円(税込)


ジョジョマニアという人種に対して「プレゼントに最適なハイクオリティ」というセールストークが果たして有効なのか、そもそもこの百人一首を誰と一緒に遊べば良いんだ、など疑問は尽きませんが、たしか2ちゃんねるで「ジョジョかるた」というスレがあったはず。それをそのまま(ではないにせよ)商品化して6,300円も善良なジョジョマニアからせしめようなんて、マジ「てめー 頭脳がまぬけか?」。と思いながらも見て1秒でカートに入れたし。「は……発想のスケールで………ま……………………まけた」


とりあえず、商品が届くのは来年2月らしいので、届いたら競技用CDとやらで死ぬほど練習して、その後この「舟中の指、掬すべし」を見ているであろう我が同朋のジョジョマニアたちを自宅に招いて百人一首大会を開催したいと思います。その時、きっとオマエたちは俺にこう言う。


「花京院 きさま このゲームやり込んでいるなッ!」

阪神・久保田が虎の投手陣低査定に怒り爆発

先発投手陣が軒並み崩壊(規定投球回に達した投手が0人)、打撃陣が軒並み不調、という八方塞がり。この状況で阪神タイガースが今年なんとかシーズン終盤までセ・リーグの優勝争いに絡み、一時は首位に立つことが出来たのは、間違いなく「JFK」と呼ばれる球界最高峰のリリーフ陣、つまりジェフ・ウィリアムス藤川球児久保田智之の三人が獅子奮迅の働きをしたから、なのですが。なかでも最大の功労者といえばやはり久保田。


元々捕手出身という持ち前の鉄腕と「毎日投げたい」という恐ろしいモチベーションで、兎に角試合の勝ち負けに関係なく登板し、シーズン終了時に積み重ねた登板数は日本新記録の90試合。実にチーム試合数の半分以上に登板するという、近代野球を知る人間なら誰もが「アホか」「シーズン中に潰れる」と笑う暴挙をポーカーフェイスでさらりとこなし、終始150km超えの豪速球で阪神を支えてくれました。登板数が多いと当然打たれる瞬間も多くて、ファンの中には過小評価している人も多いようですが、彼が試合を作ってくれなければジェフも球児も登板すらできないわけで、彼が不在であれば今年の阪神は恐らく最下位だったでしょう。


しかし、そんな大活躍で大幅昇給が期待された久保田も、契約更改で球団から提示された年俸は希望額を大きく下回っていたようで、厳しいオフを迎えている様子。プロ野球は継続して数年活躍すると年俸がはね上がり、下げ幅に一定の制約がある代わりに、単年で活躍してもある程度の年俸ラインになると「一気に数倍」という昇給が難しい世界です。ので、個人的には球団の姿勢はある程度理解できますが、久保田は同じ中継ぎの江草も低い条件を提示されたことから、「中継ぎの評価が低過ぎる」と腹を立て、マスメディアにその感情を積極的に伝えてファンの共感を呼び、球団にプレッシャーをかける道を選んだようです。阪神ネタが常に一面を飾る関西圏のスポーツ新聞は早速飛びついていますし、彼の野球同様粘り強い交渉は実を結ぶかにも思われたのですが。



台無しだよ、この格好で年俸について真面目に何を語ってもダメだろ。


それにしても、この表情・この腕組み・このかぶりものはベストな組み合わせ。撮影側の限りない、でも罪のない悪意を感じます。

最近買ったマンガ

雑誌では良くわからなかったマジェント・マジェントのスタンド名は「20th センチュリー・ボーイ」。こんな地味なところで超有名曲使わなくても。とりあえず「雪原の上を追い掛けてくるのに服が全身黒」という以外、あんまり見せ場が無かった。


PLUTO 5 (ビッグコミックス)

PLUTO 5 (ビッグコミックス)

で、その「20th センチュリー・ボーイ」というか20世紀少年(最後は21世紀少年)がようやく完結した浦沢直樹の『PLUTO』。『MONSTER』『20世紀少年』と2作続けて散々引っ張った挙句、ラストに伏線を回収しきれずに批判を浴びましたけど、僕は元々あまり過程が面白ければ終点には拘らないタイプで、「映画は予告編だけ2時間見てるのが一番面白いよ」という性格なので、浦沢直樹の全編予告編的な作品構成はキライじゃないです。


デトロイト・メタル・シティ 4 (ジェッツコミックス)

デトロイト・メタル・シティ 4 (ジェッツコミックス)

んー、インパクト勝負の作品だけに、順当に面白さが逓減。多分僕が買うのはこの巻が最後だろうな。1話読み切りのギャグマンガなので、段々インパクトが薄れて笑えなくなる、或いは自家中毒的なネタの使い回しでマンネリ化する、というのは想定内でしたが、まさかギャグマンガ週刊少年ジャンプのヒーローもの特有の強さインフレが起こるとは想定外でした。そこのところだけ、マンガの本筋と関係なく、ちょっと面白かった。コミック3巻までで散々キャラが立ったDMCに対抗すべく、対にメタル・フェスティバルまでマンガの中で開催して、スカトロメタルなんてバンドまで登場させちゃって。多分スカトロメタルのデズムって、「これ以上が出せない」っていう強さインフレレベルで考えたらドラゴンボールフリーザとかセルを超えちゃってるだろ。と、書いてる自分がなんかバカバカしくなってきたので、この辺りで。