Counting Blue Cars / Dishwalla

iPod touchに入れて今週見まくる予定の動画紹介コーナー、第二弾。


Counting Blue Cars / Dishwalla


大好きなバンド、Dishwallaのヒット曲(96年 16位)。iPod touchでこの曲が入ったアルバム『Pet Your Friends』のジャケットを見てて「そうそう、確かPVもこんな緑がかった色だったよなあ」と懐かしくなって、ダウンロードしてきて入れました。ただ、改めて見直すと緑がかっていたのは冒頭だけで、全編カラフルな映像ではありますが、特に緑オンリーという訳でもなかった。


Pet Your Friends

Pet Your Friends


当時僕は一通り自分の世界でロックを聴いた後、「世間ではどんなものが流行っているんだ」と少しBillboardチャートに興味を持ち始めた頃だったんですが、生憎この頃はシングルチャートといえばR&Bが多くて、「ロックがねえ!」と途方に暮れておりました(そのカラクリがわかるのは随分先の話です。ちなみに96年の年間シングル1位は「マカレナ」です。覚えてるかな)。そんな中で、唯一これは聴ける!とテンションが上がったのがこのDishwalla。透明感のある声で、普通だけど大味じゃないUSロック。その後僕がCreedやらデブマやら、日本ではパッとしないけどアメリカではバカ売れの何の変哲も無いアメリカン・ロックを聴くキッカケを作ってくれた記念碑的な曲です。96年といえば、Duncan Sheikもロングヒットでしたね。この2曲が入り口になって、グランジやらメタル一辺倒でその周辺以外は何も聴いてなかった京都の田舎者がどんどんロックにはまっていくのです。


その後もDishwallaは"Counting Blue Cars"のような目立ったシングルヒットこそ無いものの、『And You Think You Know What Life's About (98年)』、『Opaline (03年)』、そしてセルフタイトルの『Dishwalla (05年)』と着実に佳曲の詰まったアルバムをリリースし続けましたが、現在では残念ながら活動を休止して、ボーカルのJ.R. Richardsがソロ活動をしているようです。うーん、残念すぎる。僕のiPodには常にU2と並んで、最も多くの曲が入っているバンドです。


しかし、90年代はPVに緑って良く使われた色でしたよね。最近じゃすっかり見なくなりました。この"Counting Blue Cars"然りで、緑に赤を合わせるって、この年代独特の映像だと思います。個人的には青春直撃、最も音楽を聴いていた時期だっただけに、この色使いを見ただけでなんだか胸が切なくなるような、そんな映像です。


同じように緑と赤が印象的で同年代リリースの楽曲(PV)ということで、パッと思いついたのがコチラ。
うーん、こうやって見比べるとすごく似てるね。曲調やバンドのキャラクターは全く違うけど。


Fake Plastic Trees / Radiohead


Opaline

Opaline

Dishwalla

Dishwalla