ボーグルソンの嫁

僕は親子三代続く熱狂的な阪神ファンの家庭に生まれ育ちました(ちなみに生まれて初めて喋った言葉は「カケフ」らしい)。いよいよ今年もセ・リーグが開幕しまして、野球界でも色々とキナ臭い話題は後を絶ちませんが、僕は無邪気に愛する阪神タイガースのことを書いていきたいと思います。


阪神は今年から先発に新外国人を二人迎えました。一人は以前にも言及した3億円の男、ジャン。そしてもう一人が今日先発したボーグルソンです。キャンプ当初は二人とも球速は150kmを超え、身長は190cmを超える大型外人との触れ込みだったのですが。蓋を開けてみればジャンは全員が長袖シャツを着込むまだ肌寒い4月のナイターで一人半袖着用、それでも大汗、投げる度に汗がびちゃびちゃ飛ぶハンカチ王子ならぬバスタオル大王。ボーグルソンに到っては投げるときに大声を出すとか嫁が美人とか、およそ野球に関係ない事ばかりが話題になる始末。大汗とか大声とか、そんな大型は要らんのよ。


今日も会社でBSを見ながら「ジャンはボークばっかだし、ボーグルソンはじゃんじゃんフォアボール出すし、お前らもう名前逆にしろ」などと一人ごちていたわけですが、正直スマンかった。二回裏にボーグルソンが球界最高峰のピッチャー、川上憲伸からまさかの2ランホームラン。強烈に引っ張った打球が一直線でレフトスタンドに飛び込んで行くじゃねえか。ピッチャーの打撃じゃねえ。直前のプレー(中日・井端が処理した明らかなダブルプレーが信じられない誤審)があっただけに後味はあんまり良くないですが、巨体で謎のセフティーバントを試みるジャンと並んで、ピッチングはともかく、新外国人2人はやたら打撃に積極的であることがわかりました。頼む、今からでも遅くないからセカンドの練習して、登板しない日は関本の代わりにセカンドに入ってくれ。


その後ホームランに気をよくするでもなく、淡々とフォアボールを出すボーグルソンでしたが、初物の僥倖もあって一応要所を締め、開幕10試合にして既に酷使されているJFKに繋いで勝利。福原と安藤が戻ってくるまで頑張るしかないです。中日の岩瀬はあと100回ぐらい風邪ひけ。そして長引け。


ピッチャーなのにバッティングの写真を「初勝利」に使われるボギー


そんなこんなで来日初勝利をあげたボーグルソンですが、美人で元歌手の嫁は旦那より一足早く活躍しているようで、関西限定ですが、阪神甲子園球場のCMに起用されて活躍している模様。てっきり夫婦で出てるのかと思ったらなぜか共演はオマリー。太ったね。あの頭の上に乗ってるだけの小さな帽子が無いと全然オマリーってわからないね。という感じなのですが、このCMが「英語で喋ってるのになぜか英語の字幕が入る」「外人の科白を日本語で通訳してる奴も外人」というバカさ加減が絶妙な、意外と良い出来でした。せっかくなので紹介しておきます。


阪神甲子園球場CM(出演:オマリー特命コーチ&ボーグルソンの嫁)


うっかり今年限りで解雇されたりするとこの名CMは黒歴史入りなので、なんとかボーグルソンには頑張って貰いたいです。とりあえず「矢野のサインに首を振った後に投げる球は必ずストレート」という直球好きの傾向は素人の僕でも気付くほど判り易すぎるので、至急修正してください。


現役時代のオマリーが下手な六甲おろしを熱唱するバカCD、シャレで買ったんですけど、今Amazonで見たらマーケットプレイスで8,000円もするのね。これ意外と僕が持ってるCDの中で一番お宝なんじゃねえの。4,000枚もあるのに。一番価値があるのがオマリーの六甲おろし。それはそれで泣ける。


オマリーのダイナミック・イングリッシュ 〜オマリーの六甲おろし〜

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